積善館歴史ツアー

一昨日は出先で急に雨が降り

リュックから折り畳みの傘を取り出すのに

モタモタしてしまい濡れました。

そのせいか、夜になると風邪気味て

喉が痛く、頭が重たいです。

薬を飲んで寝ましたが、頭が重たくて

まだ、スッキリしません。

再来週にはインフルエンザの予防接種と

人間ドッグが控えているため

早く治りますように。

旅行の続きです。

積善館の部屋で寛いでいると

館内放送がありました。

『積善館歴史ツアー』の案内です。

５年前に宿泊した時はコロナ禍でしたから

このようなツアーは無かったです。

面白そう〜！

講師はイケメンの仲居の主任をされている方です。

積善館は今から３００年の

元禄七年に開業し、多くの湯治客が

訪れました。

多くの湯治客を受け入れるために

建物を拡張して来たそうです。

積善館の当主は代々、「関善兵衛」を名乗り

土地の人々は親しみ込めて「せきぜん」と

呼んでいたそうです。

明治時代に入り第１５代の「関善兵衛」が

中国の古い経典「易経」の中に

『積善の家に余慶あり』

(善い事を積み重ねた家には、必ず善い事が起こる）

という言葉に関連して屋号を『積善館』に。

現在１５代当主が毛筆で書いた

大きな看板が資料室に残されています。

長い歴史の中には

積善館も経営が困難になった時期があり

倒産寸前まで追い込まれたそうですが

その窮地を救ったのは

『千と千尋の神隠し』の映画です。

湯屋『油屋』のモデルになったと言われています。

『千と千尋』の建物のモデルとなったのは

他にもあって東京の雅叙園と道後温泉です。

しかし、積善館の客室やトンネルなど

映画のシーンと建物を比較した

写真を見て、なるほどと思いました。

映画の中に出て来るお部屋の１つに

現在では使用されて無い部屋あり

不思議に思っていると

その部屋に、宮崎駿監督が大学生の頃に

宿泊していたそうです。

お部屋のスケッチをされていたんですね。

写真はお借りしました

積善館の赤い橋は今やシンボルになっています。

ところが、元々は赤い橋では白い橋だったようです。

今から４０年前に「天国の駅」で

吉永小百合さんと、西田敏行さんが主演の

映画のロケ地になっていました。

監督さんから撮影中だけ、

赤い橋に塗り替えさせてと頼まれ

撮影が終わったら元に戻すと言われましたが

当時の積善館の当主が吉永小百合さんの

大ファンだったので、そのままにしたそうです。

赤い橋で無かったら『千と千尋』の

モデルにならなかったかも知れませんね。

建物は夜の１０時までライトアップしています。

これが、とても美しいのです。

これも、『千と千尋』のモデルになってからです。

川の上の廊下を超えた建物があります。

現在は薬膳のお店になっていますが

その後ろ半分は、見かけは古いままですが

建物の中はリニューアルされていて

綺麗な社員寮になっているそうです。

ブログを見ていた友人が

教えてくれたのですが

我が家が四万温泉に泊まった頃に

市川団十郎一家が宿泊していたそうです。

団十郎さんのブログを見ると

なんと、１日違いでした。

団十郎さんは温泉文化アンバサダーをしており

四万たむらで食事をしており

その後、積善館にも来ていました。

そして、沢渡温泉にも浸かっていました。

沢渡温泉にはカフカフカさんが

行かれたばかりです。

続きます。